頭痛・めまい外来
誰にでも「頭が痛い」という経験はあるものです。頭が痛いが、病院に行くほどではないだろうと放置してしまいがちですが、中には重大な疾患が隠れているケースもあります。
頭痛でお困りになり、ご心配をされたことがある方は頭痛外来の受診をお勧め致します。
頭痛外来とは
- 頭痛全般についての診断や治療を行う頭痛専門の外来です。
頭痛の2タイプ
- 頭痛には、大別すると頭痛自体が疾患である「一次性頭痛」(慢性頭痛)と、他の病気の症状として生じてくる「二次性頭痛」(症候性頭痛)の二種類があります。
一次性頭痛について
- 一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
片頭痛
- 頭の片側にズキンズキンと脈を打つような強い痛みが起こり、身体を動かすと悪化し、吐き気を伴う場合もあります。
男性より女性に多い(特に20代~40代)のが特徴です。
片頭痛は数時間から3日程続き、痛みが強いと日常生活に支障を来たします。
治療としては片頭痛専門の頭痛止めや発作の予防薬の内服等が効果的です。
緊張型頭痛
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頭に金属の輪を嵌められたような、締め付けられる痛みが長い時間続きます。
一日中パソコンを使用している人に多く見られ、肩や首の筋肉が凝って、その付近の血管が過度に収縮し、神経が刺激されて痛みが生じます
精神的、身体的ストレスが誘因となりやすいので、ストレスの解消を心掛けます。
入浴、運動、マッサージなどは血管を拡張するため、このタイプの頭痛に効果的です。
群発頭痛
- 1~2年に1回の割合で出現し、群発地震のようにいったん起こると連日のように激しい痛みを感じる頭痛が1~2か月続きます。
20代~30代の若い男性に多く、目の奥を中心にじっとしていられない程の頭痛が起こります。
二次性頭痛について
二次性頭痛の代表的な原因には、クモ膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎などがあります。
以下のような頭痛が生じたら、二次性頭痛が疑われますので、早めに受診して下さい。
- 突然起こるハンマーで殴られたような激しい痛み。(クモ膜下出血)
- 発熱、嘔吐を伴う頭痛。首の後ろの痛み。(髄膜炎)
- 頭痛のほかに手足の麻痺やしびれ、呂律がまわらなくなるなど(脳出血)
- 慢性的頭痛。特に起床時に強く、次第に悪化していき吐き気や麻痺などが起こる(脳腫瘍)
- 頭部打撲後数か月を過ぎた後に頭痛、吐き気、嘔吐が起こる。(慢性硬膜下血腫)
めまい
- 人間は自分の周囲の空間や位置を眼、内耳(半規管・耳石)および手足の関節などで感知します。その情報は脳に伝えられ、統合されて、体のバランス(平衡覚)を微妙にコントロールしています。
これらいずれかの機能の具合が悪くなると、めまいや平衡障害を生じるわけです。
めまいを起こす病気には脳出血や脳梗塞等の脳神経領域の疾患も見受けられます。
頭痛は普段の日常生活に大きく支障をきたす病気です。ですが、頭痛の原因がわかると、その解消法も見つかります。
悩まないでまず一度当院にぜひご相談ください